ハーバリウムのオイルについて

最近は、100均にも置かれるようになったハーバリウム。その上、市販のキットもたくさんあるので、最近、ハーバリウムのレッスンにいらっしゃる方が少なくなってきました。

常にどんな商品なのか、どこで販売しているのかなどなど、気にかけているのですが、一番はハーバリウムのオイル。

私が所属している日本ハーバリウム協会は、独自で安全なオイルを提供しています。そんなこともあり、このオイルしか使ったことがありませんが、他の商品とは全く違うことに気づきました。

手に入るものとして、「シリコンオイル」と「流動パラフィンオイル」があります。

シリコンオイルは、安全性が高く、他の材料に与える影響が少ないとされています。流動パラフィンオイルは、アロマワックスの時にも、材料としてあげられることもありますが、石油から得られるパラフィンから作られたオイルで、ベビーオイルや化粧品にも使われるオイルです。

ただし、どちらのオイルにもメリットデメリットがあります。また、オイルによって粘度も違うため、選ぶオイルによって同じ花材を使っても違うような見え方になります。粘度の数字が大きければ、ハーバリウムの良さである浮遊が少ないですし、反対に数字が小さければ、固定されずふわふわした状態になります。

最近店頭に並んでいる商品は、年度の数字が大きいものを使ったハーバリウムが多いように思います。

結論から言うと、協会のオイルの方が安全で粘度も少ないため、花材が浮遊します。何より透明感があります。

なお、オイルが手に入らなかった頃、代用品として、ベビーオイルや洗濯のりなどを使って作製していたこともあったようですが、今は多くの場所でオイルが売られていますので、正しい知識を持って楽しんでいただけたらと思います。

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